副業でWebライターをしている方は、「時間がない」と悩んでいませんか?
「気になるツールを調べる時間がない」
「試してみたいことを学ぶ時間がない」
「案件を増やしたいけど時間がない」
副業をしている人にとって、時間の捻出は永遠のテーマかもしれません。
そこで今回は、副業でもAIを使って月15万円を稼いでいるはっしーさんに
- いつ副業をしているのか
- AIを具体的にどう活用しているのか
- 情報収集の方法
を伺いました。
はっしーさんの行動力のヒントは「まずはやってみなはれ」。
この記事は、あなたの「時間がない」を解決するヒントになるはずです。
~はっしーさんの紹介~
- 副業Webライター4年目
- 42歳、東京在住
- 本業は飲食系
- 奥様と可愛い娘(5歳)さんの3人家族
- 毎月安定して15万円
副業を始めたきっかけはニュース
ーーーまず副業を始めたきっかけを教えてください。
たまたま、副業に関するニュースを見たのがきっかけです。
当時お小遣いは月5,000円で、日用品や本業での付き合い、冠婚葬祭などをまかなっていました。
漠然と「小遣い足りないなー」という感覚でしたね。
ーーー日用品も込みで月5,000円は厳しいですね。
お金が必要になるたびに妻に交渉していましたが、それも大変になってきて……
付き合いで飲み会に行くお金が欲しいと言えば「小遣いあるじゃん」
日用品に必要な不足金が欲しいと言えば「え、何に使ってるの」
そもそも5,000円じゃ足らんから笑
といった調子でした。
ーーーとっっっても分かります!!!!!交渉、大変ですよね!
当時は「副業で稼ぐ」という考えはなく、シンプルにお小遣いが少なくてモヤモヤしていました。
そんな時、たまたまニュースで「政府が副業を推奨」と言っているのを目にしたんです。
「政府が推奨しているならやってみるか!」と思ったのがきっかけです。
- お小遣いの金額にモヤモヤしていた
- ニュースがきっかけで副業に興味を持つ
副業Webライターについて
Webライターを選んだ理由|「自分ができること」を考える
ーーー副業に興味をもったあと、すぐにWebライターを始めたんですか?
本業が飲食系なので、副業も飲食系を考えた時期もありました。ただ、体力的に厳しいかなと。
ーーー意外と体を使いますよね。
飲食以外でできることを探していた時、本業で文章を書いていたのに気付きました。
たとえばメニュー表やホームページに載せる、料理の説明文などです。
そこで「書くことを副業にしてはどうだろう?」と思い、調べ始めました。
ーーー自分ができることを考えた結果「文章を書ける」ことに気付いたんですね。
「副業 おすすめ」で検索すると、Webライターに関する情報が出てきたので、これなら出来るのでは?と思いました。
そこから現在までWebライターを4年つづけています。
副業に踏み出せたきっかけ|できるか分からなくても行動する
ーーー本業の拘束時間が10~12時間と、とてもお忙しいように思います。その中で副業に踏み出せた理由はなんでしょうか?
「やってみなければ分からない」と思えたのが大きいですね。
もしできなくても、できないことが分かれば次の行動に移れる。
考えているだけだと、何も分からないと思います。
ーーーはっしーさんのTwitterプロフィールに書いている「まずはやってみなはれ」ですね。
そうです笑
もともと週2日の休みのうち丸1日は自分の時間だったので、そこを使えば良いかなと。
あとは本業がある日の、時間の使い方を洗い出したんです。
始めはスキマ時間でできればと思い、出勤前の30分~1時間を使うことにしました。
とにかく行動に移さないと始まらない、と思っていましたね。
副業時間は本業の出勤前1時間
ーーー本業の出勤前に副業をしているんですか?
そうです。本業の拘束時間は10~12時間で、帰宅するころには日付が変わっているんです。
ーーー拘束時間、長いですね!
そうですね。ただ夜に比べて朝は余裕があるんです。
妻と娘を送り出したあと、私が出勤するまでの約1時間が副業時間です。
ーーー副業時間が1日1~2時間しかとれない人は多い印象です。
代わりに休みは丸1日副業に使っています。
8時から23時まで、もちろん休憩もしながらずっと作業していますね。
ーーー本業より大変そう……
週2日の休みのうち1日は副業に使って、もう1日は家族のために使っています。
- 副業を選ぶときは「自分にできること」から考える
- 踏み出すためには「どの時間で副業できるか」を考える
- 少しでもいいから「まずはやってみる」
AIツールについて
AIツールを使い始めたきっかけ|まずはやってみなはれ
ーーーAIツールを使い始めた理由を教えてください。
作業の効率化ですね。限られた時間を有効に使うために始めたのがきっかけです。
ーーー本業もお忙しいですもんね。
2022年末から、Webライター業界でもAIの話題を聞くようになり興味を持ちました。
文章執筆にかかる時間が短縮できれば、限られた時間でも多くの案件を受けられます。
ーーー最初はどのツールを使ったんですか?
Catchyです。「AI ライティング」で検索して出てきたツールで、日本企業が展開している安心感があったんです。
今は完璧じゃなくても、改善を繰り返して性能も向上するだろうという期待もありました。
ーーー実際使ってみてどうでしたか?
正直、ライティングにそのまま使うのは厳しいかなと。文章を生成したあと、修正するための情報を探して自分で文章を書き直すことが大変でした。
ーーー課金もされていたんですよね?
3,000円のプランを2ヶ月くらい試しました。
ただ実際に使ってみて「今はこれくらいの精度か」と気づけたことが大きかったです。
~Catchyのシステム~
ーーーここでも「やってみなはれ」が登場するんですね。
何ごともやってみないと分かりませんからね。
その後ChatGPTも使ってみました。有料プランじゃないとGPT-4が使えないので、ChatGPTにも課金しています。
ーーーメインで使っているAIツールは何ですか?
今はPerplexityに落ち着いています。
無料でGPT-4が使えますし、何よりソース(根拠)となるサイトが表示されるので重宝しています。
AIを使ってわかったこと|調べものに最適
ーーー実際にAIツールを使ってみた感想を教えてください。
AIが生成した文章を、そのまま納品することは難しいと感じました。
ーーー具体的にどの部分に、難しさを感じましたか?
Catchyで生成された文章の根拠を、自分で探すことに時間がかかる点がネックでした。
もし間違っていた場合、修正するのにさらに時間がかかりますし。
ーーーChatGPTはどうでしょう?
情報の古さが一番の難点でしたね。
2021年9月までの情報をもとに回答を生成しますので、最新情報に書き換えるのに手間がかかります。
ーーー「AIが執筆→人間がチェック」という流れが問題だったということですね。
そうですね。そんな中、たまたまTwitterで「Perplexity」を見つけて使ってみました。
ーーー回答の根拠となるサイトも表示されるAIツールですね。
表示されたサイトを見て、情報の信頼性を確かめるだけなのでとても楽です。
集めた情報をもとに文章を執筆すればいいので、情報収集の時間が1時間以上短縮できました。
ーーーAIツールを文章作成ではなく情報収集に使っているんですね。
始めは文章作成の時間短縮を期待していました。
しかしAIツールを実際に使うことで、情報収集に使えることが分かりました。
「AIが提案→人間が執筆」の流れがしっくりきています。
AIの具体的な利用シーン|本文執筆時のリサーチ
ーーー具体的には、どんなシーンでAIツールを使っていますか?
最近だと、食材宅配サービス「ヨシケイ」に関するブログ記事に使いました。
メニューのコース内容や料金を調べるのに使い、自分で調べるよりも1時間以上は早く情報を集められたと思います。
ーーーまさに情報収集に使ったんですね。
Perplexityに「テーブル(表)にして」と指示すると表も生成してくれるので、リサーチの時短につなげられます。
ほかにも、生成された文章の表現やワードも参考にすることがあります。
AIを使って変わったこと|作業の時短につながった
ーーーAIツールを使い始めて「変わった」と実感したことはありますか?
作業時間の短縮につながりました。
ーーーAIの利用で情報収集が便利になったとのことでしたが、具体的にどのような形で時短につながったんでしょうか?
実はライティングの一部を外注しているんです。
外注先のライターさんに案件をお渡しするときに添付する、参考サイトを探すためにPerplexityに質問しています。
ーーーもしAIを使わなければ、自分で検索してサイト内に必要な情報が載っているか探す必要がありますからね。
自分で検索した場合だと、どうしても上位表示されるサイトの情報に偏る傾向がありました。
Perplexityを使ってからは、それ以外の細かい情報も入れられるようになったと思います。
本文執筆ではなく情報収集
電車では座らないのが情報収集のコツ
ーーーはっしーさんはどのような人を参考に情報収集しているんですか?
AIに関していえば、KEITO(@keitowebai)さんです。主にTwitterやYouTubeを見ています。
ほかにも気になる人がいれば、過去の投稿などを見るようにしています。
ーーー本業が忙しく時間もないと思います。いつ情報収集しているんですか?
基本は通勤時ですね。
通勤時にTwitterやYouTubeをチェックして、気になった情報はブックマークしています。
思い出したときに見返して、詳しくは検索するという流れです。
あとは、インプットのための読書をしながら通勤することも多いですね。
ーーー電車は睡眠のチャンスと思っているので、お恥ずかしいです……
座ってしまうと寝てしまうので、席が空いていても座らないようにしています。
ーーーストイックですね!
本当はゲームも好きなので、たまに誘惑に負けてe-footballのアプリ版をやっちゃう時もあります。
ーーーなんだか安心しました笑
AIツールに期待することは正確性
ーーー今後もAIを使う上で、期待していることはありますか?
情報の新しさも含めて、正確性が向上してほしいと思っています。
たとえばChatGPTだと2021年9月までの情報しか参照できません。
ーーーPerplexityはどうでしょうか?
ソースは分かりますが、それが最新の情報とは限りません。
根拠として信頼できる情報なのかは、人間がチェックする必要があります。
理想はAIの回答を、なるべく修正せずに活用できることです。
最後に|稼いだら浪費ではなく投資
ーーー今日はありがとうございました!最後に、時間がない副業Webライターさんに一言お願いします。
気になることがあったら、とにかく踏み出してみるのがおすすめです。
世の中には、AIだけでなく多くのツールがあります。
自分のためになるかも?と思ったらまずは触れてみましょう。
ーーーWebライターを始める時もAIを使う時も「まずはやってみなはれ」でしたね。すぐに課金している点も印象的でした。
Webライターで稼いだお金は浪費せずに、投資するよう心がけています。
かけられるお金が増えれば選択肢も広がりますし。
考えても何も変わりません。まずは動いてみることが大切です。
まとめ
今回は、副業Webライターとして月15万円を稼ぐはっしーさんに、AIの具体的な使い方を伺いました。
「ますはやってみなはれ」が全ての原動力だったことが印象的です。
- 自分の時間の使い方を洗い出して、できることから始める
- 気になる情報があったらまずは試してみる
- 稼いだお金は投資に使う
副業Webライターさんは、新しいことを調べたり導入する時間もないかもしれません。
しかし、はっしーさんのように「まずやってみる」ことが、何かを変えるきっかけになることもあります。
気になるツールや情報があったら、どんどん踏み出してみてはいかがでしょうか。
本ブログではAIツールの始め方を紹介していますので、参考にしてみてください。
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