- どの文字起こしアプリを使えばいいか分からない
- おすすめの文字起こしアプリを知りたい
- 無料で使える文字起こしアプリを知りたい
文字起こしアプリを使おうとしている人は、こんな風に悩んでいませんか?
今回の記事では、文字起こしが簡単にできるおすすめアプリ10選を紹介します。
録音した内容をテキスト化してまとめる作業は、通常の文字入力に比べて約4倍の労力といわれています。
手間のかかる文字起こし作業を効率化すれば、本来の仕事に集中できるようになります。
文字起こしアプリを使ったことがない方でも分かりやすいように説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
文字起こしアプリとは
文字起こしアプリとは、音声や録音されたデータを自動でテキストに変換するツールです。
例えば、会議・インタビュー・講演の録音など目の前で発話されている音声はもちろん、音声ファイル(mp3やwav)を取り込んでテキスト化することも可能です。
会社で議事録作成を担当している方も、アプリを使用することで時間と手間を節約できるうえ、社内での情報共有もスムーズになります。
加えて、録画した内容を出席していない人にも共有できるアプリもあるため、研修の報告などもスムーズにできる点もメリットです。
また日本語だけでなく、中国語や英語など多言語に対応するアプリもあります。
アプリで録音した音声をテキスト化すれば、スマホの容量を節約することも可能です。

目安として、iPhoneのボイスメモアプリでは1分の録音で約500kbです。
テキストデータに換算すると、500kbで約26〜50万文字になります。
音声ファイルやアプリによって容量は異なります。
アプリには、文字起こしされたテキストデータの編集や音声の再生など様々な機能があります。
業務の効率化や、アイデアの整理などに便利なおすすめ文字起こしアプリ10選を紹介しますので参考にしてください。
おすすめ文字起こしアプリ10選
おすすめの文字起こしアプリとして、以下を紹介します。
- Notta
- Texter
- LINE CLOVA Note
- Group Transcribe
- AutoMemoアプリ
- 音声メモ
- Speechy Lite
- ボイスレコーダー & ボイスメモ
- Just Press Record
- Speechnotes
それぞれの基本機能や特徴・対応するOS・料金などについて解説します。
1.Notta
Notta(ノッタ)は、AIによる音声からテキストへ自動変換してくれるアプリです。セキュリティ対策もしっかりしていて、ITmediaやデイリーガジェットなどのメディアにも取り上げられています。
- 基本機能
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- 98.86%の高精度な文字起こし機能
- 104種類の多言語に対応&テキスト翻訳
- デバイス間での共有
- さまざまな音声・動画ファイルに対応
- 文字起こしデータの編集
- 特徴
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- ChatGPTを活用した文字起こし機能
- チームでの共同作業も可能
- 収録しながら文字起こしできる
- 対応OS
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iOS / Android
- 料金プラン/月額
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プラン 月額料金 サービス内容(文字起こし時間) 個人向け 無料 0円 120分/月 有料 1,200円 1,800分/月 チーム向け 有料 6,210~40,500円 2,400~12,000分/月20名まで共同作業ができる 企業向け エンタープライズ カスタマイズ 企業や法人など20名以上が利用する場合にニーズに沿ったプランを提示してもらえる詳しくはこちら - こんな方におすすめ
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- オンライン研修で使いたい方
- 研修や講演内容を録画しながら正確に記録したい方
- 文字起こしデータをスムーズに共有したい方
2.Texter
Texterは音声・画像・動画から文字起こしができ、研修の復命や議事録作成に役立つアプリです。
テキスト画像の一括変換や音声のバックグラウンド再生ができるので、効率的な文字起こし作業ができます。
在宅勤務をしている方やiPhoneユーザーにおすすめで、無料でも使えますがプレミアムにグレードアップすればより多くの機能が利用可能です。
- 基本機能
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- AI文字認識(Whisper)
- SNS共有
- リアルタイム翻訳
- リマインダー通知
- リスト管理(作成日・更新日など)
- 特徴
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- 画像や動画からテキスト変換できる
- 話者を認識して識別できる
- slackと連携できる
- 対応OS
-
iOS
- 料金プラン/月額
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フリー プレミアムM プレミアムM+ プレミアムY 料金 0円/月 1,500円/月 3,000円/月 7,400円/年 リアルタイム文字起こし(1ヶ月) 1分 3時間 10時間 10時間 録音再生・文字起こし(1ヶ月) 短時間 3時間 10時間 5時間 画像文字起こし(1ヶ月) 3回/日 無制限 無制限 無制限 - こんな方におすすめ
-
- リモートワークをしている方
- 手書きメモやpdfをテキスト化したい方
- 発表やプレゼンの練習に使用したい方
3.LINE CLOVA Note
LINE CLOVA Noteは、すべてのサービスを無料かつスマホアプリで利用できる文字起こしサービスです。
AI搭載の音声認識技術が使われており、ミーティングや大切な講演で録音したデータを簡単にテキスト化できます。
アプリから録音ボタンを押すだけで簡単に録音・文字起こしされるので、メモなどをとらずに会話に集中できます。
- 基本機能
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- AI搭載の高性能な録音
- SNS・メールでの共有
- 再生スピードの調整(倍速まで可能)
- 文字起こし後のテキスト編集可
- ノイズリダクション
- 特徴
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- マルチデバイス対応(スマホ・タブレット・PC)
- ブックマーク機能(録音中に大事な箇所にチェック)
- 最大180分の会話を1度に変換
- 対応OS
-
iOS
- 料金プラン/月額
-
無料
- こんな方におすすめ
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- ミーティングの議事録作成をしたい方
- プレゼンの練習をしたい方
- 大学の講義の復習やテスト勉強で利用したい方
4.Group Transcribe
Group Transcribe(グループトランスクライブ)とは、オフラインのミーティングや勉強会などで活躍するアプリです。
広告が一切なく完全無料で使用できる分、1度の使用は30分で途切れます。
ただし待ち時間などはなく何度も利用できるので、短い勉強会やミーティングなど幅広く活用できます。
- 基本機能
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- オフライン文字起こしに特化
- 80以上の言語に対応
- 文字起こしデータの自動保存
- デバイス間のデータ共有
- 話者の識別・特定
- 特徴
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- 文字起こしが高精度
- 使用時間30分(再使用繰り返し可)
- オンラインで使用できない
- 対応OS
-
iOS
- 料金プラン/月額
-
無料
- こんな方におすすめ
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- 少人数での勉強会をしたい方(推奨人数4名)
- アイデアを記録しておきたい方
- スマホで手軽に録音、文字起こししたい方
5.AutoMemoアプリ
AutoMemoアプリは、AI音声認識システムが導入されているスマホで利用できる文字起こしツールです。
録音した音声を自動で録音して、精度の高い「Whisper」が会話を識別しながらテキスト化します。
- 基本機能
-
- AIによる文字起こし
- テキスト検索
- 72言語に対応
- クラウド連携(GoogleDriveなど)
- データの自動共有
- 特徴
-
- 音声再生時にスピード調整できる(0.5~2倍)
- 無料プランでも合計 1時間/月まで利用できる
- テキスト編集はできない
- 対応OS
-
iOS/Android
- 料金プラン/月額
-
お試しプラン 月額プラン 年額プラン 料金 0円 980円 9900円(825円/月) 文字起こし時間(月合計) 1時間 30時間 30時間 - こんな方におすすめ
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- 社内ミーティングで利用したい方
- 議事録作成をたくさんする方
- ボイスレコーダーから卒業したい方
6.音声メモ
音声メモは、ひらめいたアイデアやメモを手早く録音できるアプリです。
取引先との予定をメモしていれば、リマインド機能で通知してもらうこともできます。
- 基本機能
-
- リマインド設定
- テキスト編集が可能
- 内容に応じたカテゴリ分け
- メモの作成
- SNS共有
- 特徴
-
- シンプルで直感的なインタフェース
- 少しのアイデアも瞬時に残せる
- 音声認識が正確
- 対応OS
-
Android
- 料金プラン/月額
-
無料
- こんな方におすすめ
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- シンプルな文字起こしをしたい方
- 日々の出来事やアイデアを残したい方
7.Speechy LiteSpeechy Lite
Speechy Liteは、人工知能搭載の音声認識システムが導入されているアプリです。
リアルタイム文字起こしができ、88言語に対応しているので翻訳ツールとしても利用可能です。
共有機能を使うことで、研修の内容などを正確に社内共有できます。
- 基本機能
-
- 無制限に保存できる
- 文字数カウント
- テキスト・音声の翻訳
- テキスト編集
- SNS共有
- 特徴
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- 時間無制限の文字起こし(Pro)
- バックグラウンド再生
- データのインポート・エクスポートができる
- 対応OS
-
iOS
- 料金プラン/月額
-
無料プラン Pro版 料金 0円 980円 録音回数 合計10回(1分/回) 無制限 - こんな方におすすめ
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- 手書き入力の手間をなくしたい方
- 車の移動中にメモを残したい方
- 研修やオンライン会議などで使用したい方
8.ボイスレコーダー & ボイスメモ
ボイスレコーダー & ボイスメモは、会議や研修などで活躍する文字起こしアプリです。
プレミアム機能1年間分の無料トライアルがあるため、お試しで利用できます。
- 基本機能
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- スキップ(無音部分を削除)
- SNS共有
- ファイル整理・インポート
- 再生速度の調整
- カテゴリ分け(ファイルの整理)
- 特徴
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- ノイズキャンセリング
- 音声の編集・トリミング
- 編集済ファイルの復元
- 対応OS
-
iOS
- 料金プラン/月額
-
無料プラン プレミアム版(月間プラン) プレミアム版(年間プラン) 料金 0円 1,480円 11,400円 録音時間 5分 無制限 無制限 - こんな方におすすめ
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- 有料版をお試しで使いたい方
- 聞き取りやすい音声を録音したい方
- 音声(ピッチやスピード)を編集して利用したい方
9.Just Press Record
Just Press Recordは、Apple製品で幅広く利用できる自動文字起こしアプリです。
音声入力の方法やファイル形式、保存先も自由に設定できるため、様々な用途に使えます。
有料アプリですが1度購入してしまえば追加料金は発生せず、録音時間が無制限で使い放題です。
- 基本機能
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- ワンタップで簡単操作
- テキスト編集
- スロー・倍速再生
- ファイルのインポート
- カテゴリ分け(ファイルの整理)
- 特徴
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- 文字起こししたテキストを印刷できる
- ハンズフリー(Siriなど)で録音開始
- 音声のトリミング
- 対応OS
-
iOS
- 料金プラン/月額
-
700円
- こんな方におすすめ
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- インタビュー記事を執筆する方
- 手軽にメモを書き留めておきたい方
- 勉強会やミーティングに集中したい方
10.Speechnotes
Speechnotes(スピーチノーツ)は、話し方(間)に応じて半角スペースが入るなど、高い文字起こし精度のアプリです。
アプリをインストールして、初期設定(言語・マイク選択)をして自由に使いましょう。
- 基本機能
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- Bluetoothで連携
- SNS共有
- テキスト編集
- 録音データのインポート
- バックグラウンド再生
- 特徴
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- 音声コマンドで入力できる(コンマ・ピリオドなど)
- GoogleDriveと連携
- Googleの音声入力システム
- 対応OS
-
Android
- 料金プラン/月額
-
無料
- こんな方におすすめ
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- 授業やゼミをテキスト化して復習したい方
- 議事録作成を頻繁におこなう方
- メモの手間を省きたい方
文字起こしアプリの活用シーン
文字起こしアプリは以下の3つのような場面で活躍します。
- 会議や打ち合わせの議事録
- 講演やセミナーの記録
- アイデアの整理
それぞれ詳しく解説します。
会議や打ち合わせの議事録
文字起こしアプリは、会議や打ち合わせの議事録作成に役立ちます。
会議中に音声を録音しておけば、アプリが音声をテキスト化してくれるので参加者は会議の内容に集中できます。
会議が終わったらテキストを修正するだけで議事録が完成します。
わざわざ録音を聞き返したり、会議の内容を思い出す必要がありません。
講演やセミナーの記録
文字起こしアプリを利用することで、講演やセミナーの内容を正確に記録できる点もメリットです。
特に講演やセミナーでは、多くの情報がその場で発信されるので、全てをメモするのは至難の業です。
録音途中でもタグ付けできるアプリもありますので、後から見返したときに重要な部分が一目で分かります。
重要なポイントを見逃すことなく記録できるので、内容に集中して参加できます。
アイデアの整理
浮かんだアイデアを文字で打ち込む余裕がない時、音声メモで記録している方もいるのではないでしょうか?
文字起こしアプリを活用すれば、音声をテキスト化して整理しておくことが可能です。
音声のままだと内容を確認するために、わざわざ全て聞き直さなければいけません。
文字起こしアプリを活用すれば、必要な部分だけを確認できます。
文字起こしアプリを使うメリット
文字起こしアプリを使うメリットは以下の5つです。
- 時間が節約できる
- 正確な記録ができる
- 検索が簡単にできる
- 共有方法が増える
- 多言語対応ができる
アプリのメリットを把握して有効活用しましょう。
時間が節約できる
文字起こしアプリを使用する最大のメリットは、時間の節約です。
会議やミーティングなどの議事録作成で文字起こし機能を使えば、録音を聞き直して自分でテキスト化するよりも効率的です。
また講演やセミナーの記録でも、あとからテキストで閲覧できるため、内容を報告する時間を短縮できます。



空いた時間を別の仕事に活かせますよ。
正確な記録ができる
文字起こしアプリを使えば、内容を正確に記録できます。
自分のメモだけでは書きもれや聞き間違いが生じる可能性がありますが、アプリの音声認識技術はその問題をクリアしてくれます。
議事録や報告のクオリティも向上するので、社内評価のアップにもつながる可能性もあります。
検索が簡単にできる
アプリで文字起こしした情報はテキスト化されていますので、簡単に検索できます。
手書きメモや録音データの中から情報を探すとき、全て聞き返す必要があり時間がかかります。
しかし、アプリを使えばテキストデータに変換できるので、キーワードで検索するだけで欲しい情報にアクセスできます。
ハイライトなどで重要な部分が視覚的に分かりやすくできることも、テキスト化のメリットです。
共有方法が増える
文字起こしアプリを利用すると、音声だけでなくテキストでも共有が可能です。
テキスト化することで容量も軽くなり、メール添付なども可能になります。
クラウドに保存したり、SNS(LINE・Twitterなど)を利用して他の参加者と共有したりできます。
また、アプリによっては共同のワークスペースで共同編集できるツールもあります。
チームメンバーや関係者と情報の共有や意見交換がスムーズに行えるので、効率的な意思疎通にもつながるでしょう。
多言語対応ができる
英語や中国語など複数の言語に対応している文字起こしアプリを使えば、海外とのやり取りも簡単にできます。
例えば、海外の企業や顧客とミーティングをする際や、異なる言語での講演の場合でもアプリが音声を正確にテキスト変換します。
言語の壁を超えてコミュニケーションや情報共有が、今まで以上に楽しくかつスムーズになるでしょう。



翻訳機能を備えたアプリもあります。
文字起こしアプリの選び方
文字起こしアプリを選ぶ際に注目すべき箇所は以下の3つです。
- 入力方法は豊富か
- 文字起こしは高精度か
- 対応言語は適切か
ひとつずつ詳しく説明しますので、アプリ選びの参考にしてください。
入力方法は豊富か
文字起こしアプリを選ぶ際には、入力方法の豊富さが重要です。
基本的にはマイクに向かって音声を入力しますが、アプリによっては録音データをインポートできるものもあります。
ほかにもYouTubeなどのオンライン上のコンテンツや画像、PDFから文字起こしできるアプリも。
さまざまなシーンに合わせた最適な入力方法で、効率的な文字起こしをしましょう。
文字起こしは高精度か
文字起こしアプリの主要な機能は、音声を正確にテキスト化することです。
基本的な機能の精度が低いと、誤字や異なる内容を報告することにつながりかねません。
また議事録を作成しようとしても、修正が多いと業務の効率化につながらずストレスを生む可能性もあります。
気になるアプリがあれば、ユーザーレビューや開発者の情報などを参考にして信頼性の高いアプリを選びましょう。
対応言語は適切か
文字起こしアプリを利用する場合、対応する言語が適切か確認しましょう。
特に海外の支店やユーザーとの打ち合わせが多い場合は、外国語対応のアプリを選ぶことが重要です。
Web会議にアプリを参加させて、リアルタイム翻訳として使えるアプリもあります。
シーンによって変えなくてもいいように、多機能なアプリを選ぶのがおすすめです。
音声データから文字起こしをする方法
音声データから文字起こしする方法は、一般的には以下の流れでおこないます。
必要に応じて修正や編集を行い、正確な文字起こしを確保しましょう。
以上の手順を基本として、音声データから文字起こしをおこなえます。
アプリによって操作手順は異なりますので、注意しましょう。
まとめ
今回は、文字起こしアプリのおすすめ10選を紹介しました。
仕事の会議や研修で今までひたすらメモを取り、音声を繰り返し聞いて文字入力していた方もいるのではないでしょうか。
文字起こしアプリを活用することで、作業効率がアップするだけでなく話の内容に集中できるようになります。
テキストで記録されているので、あとから見返して復習したりまとめたりする作業が楽になります。
今回の記事を参考に、自分のニーズに合った文字起こしアプリを見つけてください。
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